お金2.0の読書感想文と自分用メモ
お金2.0の読書感想文と自分用メモ
お金2.0には
自分がなんとなく感じていた、しかし全く言い表せなかったことが言語化されている。
経済のありかたは変わりつつある。評価経済、信用経済。
インターネット、SNSは一つの経済システムとなりつつある。
例えばSNSではいいねやRTで価値を可視化、運ぶことができる。
すべてのネットワークは経済システムとしてとらえることが可能。
そのネットワークがなぜすばらしいか、失敗するかは経済システムになぞらえると、よく理解できるし、分析できる。
経済システムに必要な5つの要素と長続きするための2つの要素を参照する。
今みんなが使っているSNSなんかはこれら7つを満たす。
例えば、テレビが衰退しつつあるのは、
発展する経済システムに必要な要素のうち、「リアルタイム」、「コミュニケーション」といった要素がないから。
ユーザが参加したり、感じたりすることができない。
人が集まり、彼らが楽しめる、競争できる経済システムがうける。
そういえばライブチャットアプリはその一例。
常に新しいユーザ、配信主が入ってくる。
評価を換金可能なアイテムとして行う。
コンテンツはそれぞれユーザが作り出してくれる。この例では配信のこと。
たくさんユーザがいれば競争も激しくなる。
経済システムの中で頑張るのではなく、
経済システムを作り出せるものこそが勝つ。
なぜこのような流れがきているかは、テクノロジーの面から説明できる。
技術の発展に伴い、私たちはみんながスマートフォンを持つ。
誰もがリアルタイムでインターネットに接続できる。
人とものと情報が常に、しかも直接つながっている。
もはや中央に代理人を介する必要はない。
分散化。
仮想通貨を、「分散化!w非中央集権!w」だのと取りざたされているのを見る。
分散化は仮想通貨に限ったパラダイムではない。
むしろ分散化という大きな流れの中の一つの側面として仮想通貨があるだけ。
「円」というのは「日本」という経済システムで使われる通貨。
経済システムが一つしか存在してはいけない、そんなルールはない。
経済システムは並存することが可能。
新しい経済システムができると、前時代の多くの人はそれを理解できない。
SNSやゲームができたときおっさんたちはそれに反対した。
新しいものがでてきたとき、その分野に近しい分野の知識があると、その知識に当てはめて考えてしまいがち。これはとても危険。
しかし、そのようにして文明は進化してきた。
俺はぶっちゃけ、今のパラダイムシフト(仮想通貨とか)のことを怪しいものだとかそういう風にはかんじない。
株とか昔からある金融商品に触れてこなかったからかもしれない。
生まれたときからではないけど、ものごころついたとき(今)、目についたものが仮想通貨だった。
私たちはトークンネイティブの先駆けかもしれない。